山下事務所 所員のブログ
税理士山下事務所の所員が持ち回りで日々の出来事を綴っていきます。
 ベンチャー企業に資金を提供する個人投資家が日本には少ないと言われていますが、その一つの原因となっているのが、脆弱なエンジェル(個人投資家)税制です。

 エンジェル税制とは、個人投資家によるベンチャー企業への投資を促進するために設けられた優遇税制ですが、現行のエンジェル税制では、投資時点において他に株式譲渡益があった場合のみ、その譲渡益から投資額を控除する仕組みになっています。このため、仮に株式投資が上手くいかず、譲渡益がゼロの場合には、課税上何のメリットもないことになります。

 こうした中、平成20年度税制改正では、「1000万円」を限度として、これを寄附金控除の対象とする旨の改正が行われる。これにより、ベンチャー企業に投資した個人投資家は、1000万円を限度に投資額を他の所得から差し引けることになります。仮にほかに譲渡益がなくても、節税効果を享受できるわけです。

 ただし、寄附金控除の適用を受けた個人投資家は、投資した会社の株を売却する際、株の取得価額から寄附金控除の適用を受けた額を控除することが求められます(その分、譲渡益が大きくなる)ので留意が必要です。

 これにより、中小企業の資金調達が、よい方向に変革することを、切に切に願います。

三橋
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