山下事務所 所員のブログ
税理士山下事務所の所員が持ち回りで日々の出来事を綴っていきます。
こんばんは。

現在、確定申告業務の最中で、忙しい日々を実感しております。

風邪等には十分気をつけて乗り越えたいですね。



さて、平成23年税制改正大綱の中でも、一番注目とされているといっても過言ではない、
相続税の税制改正(案)について一部触れてみたいと思います。



改正案


Ⅰ.相続税の基礎控除の見直し

 【改正前】基礎控除:5,000万 + 1,000万×法定相続人の数

 【改正案】基礎控除:3,000万 + 600万 × 法定相続人の数


Ⅱ.相続税の税率の見直し

基礎控除後の法定相続分取得金額に乗ずる税率

 【改正前】   

   ① 1,000万円以下   10% 控除額0円
   ② 1,000万円超    15%  控除額50万円
   ③ 3,000万円超    20%  控除額200万円
   ④ 5,000万円超    30%  控除額700万円
   ⑤ 1億円超        40%  控除額1,700万円
   ⑥ 3億円超        50%  控除額4,700万円


 【改正案】


   ① 1,000万円以下   10%  控除額0円
   ② 1,000万円超    15%  控除額50万円
   ③ 3,000万円超    20%  控除額200万円
   ④ 5,000万円超    30%  控除額700万円
   ⑤ 1億円超        40%  控除額1,700万円
   ⑥ 2億円超        45%  控除額2,700万円
   ⑦ 3億円超        50%  控除額4,200万円
   ⑧ 6億円超        55%  控除額7,200万円



基礎控除が減り、最高税率が半分超とは、まさしく増税ですね



だいたいどのくらいの税負担となるか簡単なケースをあげてみます。



※前提条件、配偶者が財産の1/2、子は法定相続分を取得し、配偶者の相続税額の軽減の適用を受ける場合


パターン1 相続財産総額(基礎控除前)1億円


 1)配偶者、子1人

 【改正前】基礎控除7,000万  配偶者0円、子 175万円の相続税負担

 【改正案】基礎控除4,200万  配偶者0円、子 385万円の相続税負担


 2)配偶者、子2人(均一に)

 【改正前】基礎控除8,000万  配偶者0円、子 各50万円の相続税負担

 【改正案】基礎控除4,800万  配偶者0円、子 各315万円の相続税負担


 3)配偶者、子3人(均一に)

 【改正前】基礎控除9,000万  配偶者0円、子 各50万円の相続税負担

 【改正案】基礎控除5,400万  配偶者32.5万円、子 各76.6円万の相続税負担



パターン2 相続財産総額(基礎控除前)3億円

     
    
 1)配偶者、子1人

 【改正前】基礎控除7,000万  配偶者0円、子 2,900万円の相続税負担

 【改正案】基礎控除4,200万  配偶者0円、子 3,460万円の相続税負担


 2)配偶者、子2人(均一に)

 【改正前】基礎控除8,000万  配偶者0円、子 各2,300万円の相続税負担

 【改正案】基礎控除4,800万  配偶者0円、子 各1,430万円の相続税負担


 3)配偶者、子3人(均一に)

 【改正前】基礎控除9,000万  配偶者500万円、子 各500万円の相続税負担

 【改正案】基礎控除5,400万  配偶者680万円、子 各620円万の相続税負担




子のみの場合、5億円の場合などまだまだ負担が増えそうですが、今日はこのへんで。
今度、エクセルなどにまとめてシュミレーションしてみようかと思います。



 他にも贈与税の見直し、死亡保険金の非課税制度の見直し、未成年者控除、障害者控除等
さまざまな改正が見込まれそうです。


改正案がそのまま施行された場合、相続税がかからないと思っていた方も対象となる恐れがあります。


「ゆーかり倶楽部」の税制改正セミナー等でも順次対応していきたいと思いますので、
是非、ご相談ください。


高澤
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